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よく噛めるかぶせものを目指して

・特殊な「咬み合わせチェックペーパー」を使用して咬み合わせを調整しています.

 

 

かぶせものは数ミクロン単位での非常に細かい調整作業が求められます.

当診療所では0.012㎜(12ミクロン)という薄さの「咬み合わせチェックペーパー」を使用して,かぶせものの咬み合わせを調整しています.

 

歯科医院で一般的に使用されている咬み合わせの強さを確認する紙(咬合紙といいます)は,およそ0.030㎜(30ミクロン)という厚さになっています.

かぶせものが,他の歯よりも30ミクロン高くなってしまうと,その歯に力がかかり過ぎてしまい,痛んだり揺れてきたりすることがあります.

 

そのため,より咬み合わせのバランスを調整しやすくするために2種類の厚さのチェックペーパーを使用して咬み合わせを調整しています.

 

かぶせものの咬み合わせは,歯科技工士さんが模型上で完成させた後に,実際に患者さんのお口に入れてみて,患者さんの感覚なども参考にしながら微調整していくことで完成します.

 

その最後の段階をより精密に行うことで,咬み合わせに合ったかぶせものをお口の中に装着することができます.

 

 

人間の口の中は,髪の毛が一本入っただけで不快に感じるくらいに敏感です.

少しでもご自分の歯に近い感覚で噛めることを目指して,患者さんと相談しながらかぶせものを調整しています.

・最終的なデザインを相談するためのプロビジョナルレストレーション(審美的な仮歯)をお作りしています.

 

前歯のかぶせものを作る際には,最終的なデザインの参考とするためのプロビジョナルレストレーション(審美的な仮歯)をお作りしています.

実際に仮歯を使用していただき,使用感や形が問題なければ最終的なかぶせものをお作りする型どりを行います.

 

また,仮歯によって周りの歯茎とのバランスや隣の歯との大きさ,しゃべりやすさ,唇の感覚など,実際に使用しないとわからない部分に関してご相談しながら最終的な形を決めていきます.

 

そして歯科技工士さんに仮歯の形を伝え,最終的なかぶせものを作る際の参考とさせていただきます.

 

少しでも患者さんご自身の咬み合わせや歯の形に合わせたかぶせものをお作りするため,多少お時間はかかってしまいますが,患者さんと一緒に治療を行っていきます.

 

 

 

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